共有部分の長尺シート、劣化していませんか?

マンションやアパートの共用廊下の床材として多く使用されている長尺シート。

歩行量が多く、雨や紫外線を受けて経年劣化が目立つ場所にもかかわらず、共有部分ということもありなかなか修繕工事に着手するタイミングが難しいですよね。

長尺シート貼り替え工事は美観を良くするため建物全体の印象が変わる施工メリットだけでなく、雨水の浸入を防いで躯体を守るという防水の役割も持っており、建物を守るためのとても大切な施工です。そういえば床材が劣化してきていたな…と思われた皆様、是非これを機に修繕工事を検討してみてください!


■そもそも長尺シートって、どういうところで使用されている?

普段の生活において、長尺シートが使われている場所を気に掛ける方はほとんどいないかと思いますが、実はマンションやアパート、公共施設、事務所、店舗など、人の出入りが多い共用部に用いられています。具体的には、滑り止め効果があるため、廊下、階段、エントランス、バルコニーなどに使用されています。クッション性があり、万が一転んだ際にも身体への衝撃を和らげる効果が期待できます。長尺シートって、案外身近な存在なんですよね。

また、日頃の手入れが比較的簡単で、手間がかかりません。豊富なデザインから選べるため、デザインの自由度が高いこともシートの魅力です。


■長尺シートの張り替えタイミング

①目視での表面汚れ

長尺シートの表面に汚れが蓄積して黒ずみが発生すると、美観が損なわれます。また、汚れが蓄積することで防滑性能も低下し、滑りやすくなる危険性が考えられます。

②シートの剥がれ

長尺シートが剥がれると、そこから雨水が浸入し、躯体が劣化する可能性もあります。特に、日常生活で多くの方が行き来する共用部分の老朽化を放置しておくと、転倒等の危険性が高まるため早めの対処が必須です。

③経年劣化

長尺シートの耐用年数は、目安が12~18年です。

クッションフロアやフロアタイルは10年前後が目安なので長尺シートの耐用年数は他と比べると比較的長いのですが、その前に汚れが目立つ、シートが剥がれるなどの現象が起きている場合は耐用年数を待たずに張り替えを検討しましょう。


■さいごに

長尺シートは様々な機能を持ち、耐久性にも優れているのでメンテナンスの頻度を減らすことができる優れた床材です。しかし、長尺シートの張り替えは、設置場所の環境や劣化状況によって施工方法が異なるためDIYには向いていません。

専門知識を持った業者に依頼し、最適な工法で施工しましょう。

ご心配なことや気になる点があれば、一度お気軽にアイナにご相談ください。