防水工事と塗装工事の違いは、主に施工目的と材料の違いにあります。
防水工事は、建物の外壁や屋根、バスルーム、トイレなどの水まわりの場所に、雨水や湿気が侵入しないようにするための施工です。建物の構造物の内部にも防水処理を行い、建物全体を長期的に守ります。防水工事に使用される材料には、シーリング材、防水シート、防水コーティング剤などがあります。
一方、塗装工事は、建物の外観を美しく仕上げるための施工です。外壁や屋根などに、汚れや藻、カビ、劣化、色あせなどを防ぐために、塗料を塗ります。塗装工事に使用される材料には、塗料、シーラー、プライマーなどがあります。
つまり、防水工事は建物自体を守るための施工であり、塗装工事は外観を美しくするための施工です。ただし、建物の外壁や屋根には、防水機能を持つ塗料が使用される場合もあります。